ごきげんよう、コサケンです。
先日、ついについに!
ICL(眼内レンズ)の手術を受けてきました!
この記事でわかること
この記事は、下記の3つをメインにまとめています。
- ICL手術当日の流れ
- ICL手術中の感想(痛み、怖さ)
- 手術直後の見え方
この記事を読めば、手術当日の流れがどんな感じか、イメージをつかんでいただけると思います。
病院の場所
私が手術を行なった病院は、東京都港区にある山王病院アイセンター(山王病院の眼科)です。
ICL治療全体の流れ
ICL手術までの大まかな流れは、以下の4ステップです。
ステップ1 適応検査(ICLができるかどうかの検査)
ステップ2 術前検査(ICL手術前の精密検査)
ステップ3 手術 ←今回はこちら!
ステップ4 術後検診(翌日、1週間、1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、1年)
この記事では、ステップ3のICL手術当日の流れを見ていきます。
手術までにやること
手術の3日前から目薬を1種類さします。1日4回(朝、昼、夕、寝る前)
その他、「手術までにやるべきこと」はこちらの別記事にまとめました。後ほどゆっくりご覧ください。
手術当日の朝
最後のルーティン
さあ、とうとう手術当日です!
当日は手術のために有給をとっていましたが、朝8:15には病院に行かなければならないため、早起きです。
朝起きて、カーテンを開ける。
何も見えない。
メガネをかけて視界が確保され、やっと1日が始まる。
約20年続いたこのルーティーンが今日で終わりかと思うと、嬉しくもあり寂しくもあり、なんだか感慨深いです。
シャワーは念入りに
まずは、しばらく出来なくなるであろう朝散歩をします。術後1週間は、目の傷口に汗が入るのを防ぐため、運動を控えなければなりません。いつもより早足で、額に滴る汗を感じながら30分のウォーキング終了。
シャワーを浴びます。手術後は3日間、髪と顔を洗ってはいけないため、シャワーで入念に髪を洗います。
ひげを剃って、乳液だけ軽く塗ります。ヘアワックスなどの整髪料は禁止です。
朝食は軽く取ってOKです。
手術当日の禁止事項
その他、手術当日の禁止事項はこんな感じです。
- 整髪料
- コンタクトレンズ
- 化粧
- つけまつげ、まつエク
- つけ爪、マニキュア、ペディキュア
病院によりルールが違う可能性がありますので、確認してくださいね!
いざ、出陣
7月後半。この日の最高気温は30℃の予報。
帰宅した時に部屋がサウナになっていたら目に汗が入ってしまうので、エアコンのタイマー予約をして出かけます。
ぼやけた世界を楽しみましょう
病院最寄りの乃木坂駅から病院へ向かう途中、たまにメガネをずらし、視力0.03のぼやけた世界を満喫します。今までそんなことしたこともないのに(笑)
六本木ヒルズがただのグレーの物体にしか見えません。裸眼では、とてもじゃないけど安全に歩けません。道に落ちているガラスの破片や犬のフンを踏みまくった後に、側溝に落ちてTHE ENDだな。
そんなくだらないことを考えていたら、病院に到着です。
病院に到着
朝8:15ごろに来てくださいと言われていましたが、8時数分前に病院に到着しました。
病院前に20人くらいの列ができています。扉が開くのを待っているようです。
8時ぴったりに入り口が開きました。恒例の体温チェックを通過。
前日に記入しておいた入院申込書を1階の入院受付へ提出し、2階の眼科へ。眼科は8:30に開くそうなので、少し早く来すぎましたね。
診察
8:30 眼科外来で診察。
乱視用レンズを入れる人は、乱視の角度を見るための印を目につけます。黒目の縁に、ペンでマーキングするイメージです。痛くはないですが、目を直に押されるので違和感。
その後、何枚か目の写真を撮影。診察後、目薬を2回さします。
病棟へ移動
8:50 エレベーターで病棟へ移動。同じ建物の上の階が病棟です。
ICL手術は日帰り入院ですが、病室が用意されていました!しかも個室です。
部屋での検査
部屋では以下のことを行います。
- 散瞳(瞳を開く)の点眼を20分おきに
- 体温チェック
- 血圧チェック
- 血中酸素濃度チェック
手術は10:30前後になるだろうとのことで、用意されていた手術着に着替え、1時間半ほど部屋で待機です。
手術の順番は4人目(ICL2名、白内障2名)。
ナースさんに聞いたところ、多い時はICLだけで1日5〜6人手術があるそうです。
別のナースさんや外科の先生も、何名か山王病院でICL手術を受け、経過はみなさん良好だそうです。一安心です。
抗不安薬と眼圧上昇予防の薬を内服します。
部屋での過ごし方
散瞳薬で瞳が開いてきて、光がまぶしく、手元がかすんできました。
目を酷使したくない
目薬以外は特にやることはありません。テレビを見ていても良いらしいですが、なるべく目に負担をかけたくはありません。文字は見えるのですが、スマホをいじったり、本を読んだりすると目が疲れるのでやめました。
オーディブルが最適解
ということで、目を閉じてAudible(オーディオブック)で本を聞き流ししていました。耳は元気なので(笑)
音楽を聴いているとナースさんが入ってきた時に気づかないかもしれないので、音声読書のAudibleがオススメです。
私も毎日オーディブルで音声読書をしていて、ICLとか関係なしにオススメです(笑)
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手術開始
10:55 ついに手術室へ移動。
自分のメガネは部屋に置いていくように言われたので、ほぼ見えない状態で手術室まで移動します。段差があったら終わりです(笑)
手術の説明を受けたり、何回か目薬をさされながら、手術室の外で座って待機します。
15分ほど待ち、とうとう順番がきました。手術キャップ(シャワーキャップみたいな帽子)をかぶり、耳も髪の毛も帽子の中に収納。
手術室は涼しいので、寒がりの人は厚着で
手術室に入ります。手術室はひんやり涼しいので、肩掛けを渡されていました。
手術室は薄暗く、歯医者にあるようなイスが2台並んでいます。裸眼なので顔は全く見えませんが、先生とナースさんたち3〜4人の存在は確認できました。
手術開始
歯医者さんのようなイスに座り、ついに手術開始です。
イスが倒され、片目だけ開いたカバーを顔全体にかけられます。まずは右目から。
器具により片目が開いた状態で固定されますので、目を閉じてしまう心配はありません。
「消毒しますねー」という先生の声の後、消毒やら麻酔やら、たくさんの液体が目に入ってきます。小学生の頃、プールを上がった後に目専用の水道で、目を洗う感覚を思い出しました。
そこからはもう目に水が入ってくるやら、押されるやら。何かが目に当たっている感覚はあるのですが、痛みはありません。ひたすら3つの光の真ん中を見ることに集中します。見え方のイメージはこんな感じ。
レンズ挿入
「レンズを入れていきますねー」
そういえば、「今から切りますねー」とは言われませんでした。やはりその言葉は恐怖でしかないのでしょう。いつの間にか切る工程は終わり、レンズ挿入の段階になっていました。
もっとメスや器具が見えるかと思いましたが、光がまぶしいので、ぼんやりと「何か近づいてきたかな?」くらいにしか見えません。
手術中は、光を見続けるように指示されていましたので、それだけに集中します。
目に違和感はありますが、ただ「何か入ってきたな」というくらいで、何をされているかはわかりません。
「レンズが入りました。レンズの位置を固定していきますねー」と先生が声をかけてくれます。
レンズの位置を合わせるのに、目の中で動かしているのでしょう。見えている光も動きます。
キラキラと光る万華鏡のような、、、
遠い宇宙の銀河のような、、、
水槽を泳ぐ金魚のような、、、
言葉にするのが難しいですが、そんな感じの見え方です。幻想的だと思えば怖さもなくなりますよ(笑)
位置調整の圧迫感
ただ、レンズの位置を調整する時は、目を押されるような、圧迫感があります。痛みではないのですが、不快感という感じですかね。
目を押されて力が入ってしまったのでしょうか。
「力抜いてー。もう少し上みてー」先生が声をかけてくれるので、その声に従って目を動かします。
「はい、しっかり固定できました。最後に洗浄して、傷口をふさいで終わりです。」
最後の洗浄は、1分半くらい洗浄液っぽいものを目に流し込まれます。ナースさんが、
「…………….30秒!……………1分!」と、数えているのが聞こえます。
痛みはゼロ!
ひたすら光を見ることに集中していたので、あっという間に右目が終わりました。
手術時間は、片目あたり約10分です。少し休憩して、同じように左目も終了。
点眼の麻酔だけだったのですが、痛みはゼロでした!これは本当によかったです。
手術直後で、もう見える
手術が終了し、すぐに保護メガネをかけます。強い光を見続けていたので、ぼやけてはいますが、見える!
今手術が終わったばかりなのに、もう見えています!椅子から立ち上がり、振り返った時に先生が手を振っているのが見えた時は、感動で思わず「おお!」と叫んでしまいました。
ただ、保護メガネをかけているので、裸眼で見えている実感はあまり湧きません。メガネのおかげなのか、コンタクトレンズをつけているのか、錯覚しそうです。
手術室を出る頃には、先に手術した右目はもうけっこう見えます。左目はついさっきまで光を見続けていたので、まだぼやけています。
歩けそうでしたが、帰りは念のため車椅子で部屋まで戻ります。人生で初めて車椅子に乗りました。
ランチ
昼食がついています。
12:30 手術終了後、3種類の点眼をし、すぐにランチ休憩です。
手術直後でしたが食欲は問題なく、美味しくいただきました。
13時にまた目薬を3種類ささなければいけないので、スマホのアラームをセットして、部屋で休憩します。
手術後
術後の検査
13:15眼科へ移動
術後の検査と診察をします。検査はおなじみのやつ。
- 屈折度(気球グググッ)
- 眼圧(風プシュ)
- 写真撮影(写真カシャ)
- 視力検査(C上下右左)
手術直後で1.2!!
視力検査。
まだ瞳孔が開いているので、ぼやけていますが。でも、見えます。見えています!
視力はなんと、右1.2、左1.0!
つい数時間前までは0.03しかなかった視力が、手術直後でこんなに見えるのか。
本当に自分の目で見えています。感動です。
「明日には落ち着いてきて、今よりもっと見えているはずですよ」と先生。
レンズの挿入具合をチェックし、診察終了。
会計
術前検査時にお支払いした5万円の残額、税込72万円をお支払いして終了です。
クレジットカードの限度額はよく確認しておきましょう。
14:20 全て終了
病院で支給された保護メガネをつけて帰ります。
まだ薬の影響で外の日差しがまぶしく、薄目で歩きました。サングラスを持って来ればよかった。
帰宅後
手術当日の見え方
家に着いてからも、念のため保護メガネをかけっぱなしでいました。
視界はまだ少しかすんでいるものの、20時くらいにはほぼ見えるようになってきました。術後すぐに目に負担をかけるのは良くないかもしれませんが、スマホも読書も問題なくできるレベルです。
ただ、まだ保護メガネをかけているので、見えているのがメガネのおかげのように錯覚し、裸眼で見えている実感はそこまでありません。
就寝
病院で支給された保護メガネを付けたまま寝ます。寝ている間に目をかいたり、こすったりするのを防ぐためです。
寝ぼけてメガネを外さないことを願いつつ、眠りにつきます。
次回は翌日検診
とりあえず無事にICL手術が終了して、ひと安心です。
次回は手術の翌日検診です。
また何か動きがありましたら記事にするか、twitterで報告します。お楽しみに!
それではみなさま、ステキな裸眼ライフを〜(^O^)
つづく。
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